《小中高生の自殺者数》平成元年から2.2倍に増加「学校問題」が大きな要因?
- oimahito
- 10月22日
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記事の概要:厚生労働省の調査によると、10代の自殺者数は平成元年から約2.2倍に増加し、2024年には529人で過去最多となりました。主な要因は「学校問題」、特に「友人関係の不和」です。SNSの普及により人間関係の悩みが24時間続くなど、逃げ場のない環境も影響しています。
思春期は極端な思考に陥りやすく、特に女子は人間関係の影響を強く受ける傾向があります。
対策としては、
① 会話の機会を増やす(気持ちを聞き、安心できる関係を築く)
② 気持ちの捉え直しを手伝う(極端な考えをやわらげる)
③ 視点を切り替える練習をする(他者や未来の自分の視点で考える)が重要です。
また、家や学校以外にも安心できる居場所を持つこと、親自身にも相談相手がいることが、早期発見と支援につながります。
☝️10代後半の死因のトップは自殺。記事にあるように主な原因は学校問題、特に友人関係の悩みとのこと。その他、家庭問題や健康問題、交際問題(高校生以上)なども比率が高いです。自殺予防については、本記事にある対策に加え、以下の対策を講じる必要があると思っています。
幼少期から、「Doing(行為)」の報酬(対価)として愛するのではなく、「Being(存在)」として愛していることを繰り返し伝えること。「ただ、いるだけで尊い。」、「世界で一人だけの存在で代わりはいない。」といった無条件の愛を、言動で示していく。
家族内で漂う人生観や世界観を検証する。もし、それらが否定的、悲観的、虚無的、または不可知的(「よく分からない。」といった態度)なものだったら、一つひとつ修正し、ポジティブなものに変える。
自死の「ストッパー」(踏みとどまらせるもの)を築く。以下、ストッパーになるものの例をいくつか挙げます。
(死んだら)悲しむ人がいること。
(死んだら)困る人がいること。
(死んだら)替わりの人は永遠に現れないこと。
死なない、という約束をすること。
たまたま、偶然に生まれたのではなく、世界で一人だけの存在として、目的を持って天から命を与えられたこと。
天国と地獄を信じている人は世界で50〜60%いる。もし、それが本当なら、「自死」をしたらどっちに行くか一緒に考えてみる。(ご家庭の宗教観に反しないかたちで話し合う。)
一人ひとりが世界でオンリーワンの存在。私たち大人が責任を持って守っていきたいものです。
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